物理学

2026年2月24日 (火)

【復帰しました】FNの高校物理 (fnorio.com)について

 ※祝!復帰したようです。良かった。ドメインの有効期限が2036年まで延長されています。

   DatesRegistry Expiration: 2036-02-22 13:54:51 UTC

 ※ステータスにRegistry Expiration: 2027-02-22 13:54:51 UTC と表示されました。復活を期待。

 高校物理 を学習できるサイトとして多くの受験生や学生に長年親しまれていたサイト「FNの高校物理 (fnorio.com)」 が現時点でアクセスできなくなっています。アクセスするとDNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN のエラー表示が出ます。

Fnorio

 ドメインの情報を調べてみたところ fnorio.com は2002年2月22日に登録されたサイトです。つまり24年間の長きにわたり運用されてきたサイトです。ドメインの間近の有効期限を調べてみたところ 2026年2月22日でしたので、ドメインの契約が更新されなかったためサイトが閉じられたものと思われます。管理者のメールアドレスも fnorio.com ドメインですので連絡を取ることができない状態です。

 光と色との管理者も「FNの高校物理 (fnorio.com)」でいろいろと勉強させて頂きましたのでサイトが消滅している現状はとても残念に思っています。更新忘れなどの理由でサイトが復活してくれるのが何よりですが、サイトが消滅してしまってもインターネット上にアーカイブは残されています。現時点では次のWayback Machineのアーカイブページから各記事を参照することができます。 3月末になっても復活しない場合は残念ながら消滅した可能性が高いです。

Wayback Machine 「FNの高校物理(分野別目次) 」

https://web.archive.org/web/20251226200222/http://www.fnorio.com/index.htm

Waybackmachine-fnorio

 

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2026年1月23日 (金)

光の三原色の教育ツールデモンストレーター

 光の三原色の加法混色を確認することができる実験装置です。前面のつまみで赤・緑・青の原色の明るさを調整することができ、2色の光の混合や3色の光の混合を行うことができます。

「光の三原色」と「色の三原色」の原理と仕組みについては下記のページを参照してください。
【関連記事】「光の三原色」と「色の三原色」の原理と仕組み|色が見える仕組み(7)

Generic 光の3原色物理光学教育ツールデモンストレーター

サイズ:約12x8x11cm / 4.72x3.15x4.33インチ

 

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2025年11月 2日 (日)

虹彩釉のぐい呑み

 虹彩釉(こうさいゆう)は焼き物の表面に虹のような色彩を生み出すことができる釉薬のことでラスター釉とも呼ばれます。金属や金属酸化物を調合した釉薬です。虹彩釉で焼成した焼き物の表面には窯の温度、焼成時の還元雰囲気、冷却速度などの複雑な条件が絡み合って微細な金属の薄膜や結晶が析出します。光の干渉が起こるため光を当てる角度によって見え方が変化する構造色が生じます。再現が難しいため同じ釉薬でも作品ごとに異なる出来映えになります。

 次の写真は虹彩釉のぐい呑みです。

虹彩釉のぐい呑み
虹彩釉のぐい呑み

 器の内側にも虹色が見えます。ここに日本酒を注ぐと虹色が揺らめき幻想的に見えます。

虹彩釉のぐい呑み
虹彩釉のぐい呑み

【関連記事】

その色、どこから

玉虫色とは何色?

「光の三原色」と「色の三原色」の原理と仕組み|色が見える仕組み(7)

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2025年10月15日 (水)

アインシュタイン著 相対性理論 (岩波文庫)

相対性理論 (岩波文庫)

A. アインシュタイン (著), 内山 龍雄 (翻訳)

 アインシュタインの相対性理論に関する最初の論文です。この本の表題は相対性理論とありますが、特殊相対性理論について書いたものであり、原論文のタイトルは「動いている物体の電気力学」です。

Einstein, A.  “Zur Elektrodynamik bewegter Körper ",
Annalen der Physik 322 (10): 891-921(June 30, 1905).
原著論文(ドイツ語)
http://myweb.rz.uni-augsburg.de/~eckern/adp/history/einstein-papers/1905_17_891-921.pdf

 1905年にドイツの学術誌アナーレン・デア・フィジークの第17巻に掲載されました。20世紀始めの名著です。アインシュタインは、当時、光の媒質と考えられていたエーテルの存在を否定し、光速度不変の原理を導入します。それまで絶対的と考えれていた時間と空間が相対的なものとなりました。

アインシュタイン相対性理論.

内容(BOOK DB)

 時空概念を一変させたアインシュタイン(1879‐1955)の相対性理論。その考え方の基本はすべて、最初の論文「動いている物体の電気力学」に述べられている。この論文の邦訳に加え、一般読者の理解のために、原論文の論旨展開を忠実・平易に再現してた解説をほどこした。アインシュタインが創出した思考過程にそって相対論が理解できる得難い一冊。

文庫: 187ページ
出版社: 岩波書店 (1988/11/16)
言語 日本語
ISBN-10: 4003393414
ISBN-13: 978-4003393413
発売日: 1988/11/16
商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.2 cm

目次

まえがき

A 動いている物体の電気力学

I. 運動学の部

同時刻の定義;長さと時間の相対性;静止系から、これに対して一様な並進運動をしている座標系への座標および時間の変換理論;動いている剛体、ならびに時計に関する変換公式の物理学的意味;速度の合成則

II.電気力学の部

真空中におけるマックスウェル・ヘルツの方程式の変換、磁場内にある物体の運動に伴って生ずる起電力の性質について;ドップラー現象および光行差の理論;光線のエネルギーの変換則、完全反射する鏡に与える輻射圧の理論;携帯電流がある場合のマックスウェル・ヘルツの方程式の変換;加速度が小さい場合の電子の力学

B 解説(内山龍雄)

用語説明

相対性理論 (岩波文庫)

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2021年8月28日 (土)

アインシュタインの光速度不変の思考実験

 相対性理論を導いたドイツの物理学者アルベルト・アインシュタインは手鏡に自分の顔を映しながら光速と同じ速さで走ったら鏡に自分の顔が映らなくなるのだろうかと考えました。

アインシュタインの思考実験 光速で移動したら鏡に自分の顔は映るか
アインシュタインの思考実験
光速で移動したら鏡に自分の顔は映るか

 当時、光は空間を満たすエーテルという仮想の媒質を伝わると考えられていました。つまり、光速とは光がエーテルを伝わる速さと考えられていたのです。アインシュタインは自分も手鏡もエーテルの中を光速で進んでいるのだから鏡には自分の顔が映らなくなるだろうと考えてみましたが、このことが当時知られていた物理の法則に矛盾することに気がつきました。

 次の図のようにまっすぐな高速道路を同じ方向に時速80キロメートルで走る自動車Aと時速100キロメートルで走る自動車Bを考えてみましょう。AからBを見ると、Bは時速20キロメートルで進行方向に遠ざかって行くように見えます。逆にBからAを見ると、Aは時速20キロメートルで進行方向と逆の方向に遠ざかって行くように見えます。この見かけの速度のことを相対速度といいます。もし、AとBの速度が同じであれば、AからBBを見ても、BからAを見ても、相対速度は0で動いていないように見えます。これがガリレオの相対原理です。

ガリレオの相対原理
ガリレオの相対原理

 ニュートンがガリレイの相対原理から導いた「慣性の法則」(運動の第1法則)によれば、私たちは一定の速度で動いているとき、どれぐらいの速さで、どの方向に動いているのかわかりません。そもそも動いているかどうかさえわからないのです。これをさきほどの自動車の例にあてはめてみると、AとBはそれぞれ一定の速さで動いているのですから、まわりの景色や相手が見えなければ自分が動いていることに気がつかないはずです。また、AとBの速さが同じであれば、お互いにある一定の距離を置いて静止しているように見えます。相手が見えていてもまわりの景色が見えなければ自分が動いていることに気がつかないはずです。

 さて、手鏡に顔を映しながら、光速と同じ速さで走ったとき、手鏡も自分も同じ速度で動いているわけですから、自分が動いていることに気がつくことはできないはずです。このとき、自分も手鏡も光もエーテルの中を光速で進むわけですから、自分の顔から出た光は鏡にたどりつくことができません。顔から出た光が鏡に届かなければ、その光が鏡で反射することもないので、鏡には顔が映らなくなります。

 鏡に顔が映らなくなるということは、自分が動いていることがわかるということです。アインシュタインは光速で走ったときにだけ、自分が動いていることがわかるというのはおかしいと考えました。そして、エーテルの存在を否定し、光にはガリレオの相対原理は通用しない、つまり光速は観測者によらず、いつも同じ大きさであると考えました。

 このようにアインシュタインは思考実験で光速度不変の原理にたどり着いたのです。やがて、エーテルが存在しないことや、光速度が不変であることが実験で確かめられ、アインシュタインの考えが正しいことが証明されたのです。

【関連記事】

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2012年1月16日 (月)

光のエネルギーの計算(公式の導出と波長・振動数・eVの変換)

最終更新日:2025年11月24日

光のエネルギーの計算フォーム

波長 [nm] 光のエネルギー [eV]


要約

 このページは光のエネギーの計算について実用的に解説したものです。光学、物理、半導体関連の分野で光のエネルギーを扱う方々にとって、理論の基礎から実務で役立つ計算式まで網羅しています。専門知識がない読者にも理解しやすいよう基礎概念から解説しています。上記の光のエネルギーの計算フォームに光の波長を入力するとエネルギー(eV)を計算することができます。

光のエネルギーの計算(公式の導出と波長・振動数・eVの変換)
光のエネルギーの計算(公式の導出と波長・振動数・eVの変換)

目次

光のエネルギーとは

 光は電磁波の仲間ですから、光のエネルギー電磁波のエネルギーになります。光は波としての性質と粒子としての性質の両方を持ち合わせています。これを光の二重性といいます。光のエネルギーは光子ひとつが持つエネルギーのことです。光の量子性は光のエネルギーを求める研究から見いだされました。プランクの法則の発見あたりから、光電効果の発見、アインシュタインの光量子仮説あたりまでを調べるとわかります。

 アインシュタインが発見した質量とエネルギーの等価性に関する式 E=mc2 (m:質量、c:光速)ついては次の記事を参照してください。

 ここでは光のエネルギーを物理的な量として扱いますが、私たちがそのエネルギーをどのように色として認識しているかについては別の興味深い仕組みがあります。ヒトが光のエネルギーを色として認識する色覚の原理についての詳細は次の記事を参照してください。物理量と感覚の両方の視点から光を捉えるとその本質がより深く見えてきます。

光のエネルギーの単位

 光のエネルギーの単位として使われるのはジュール(J)と電子ボルト(eV)です。ジュールは1ニュートンの力がその力の方向に物体を1メートル動かすときの仕事とです。1ボルトの電圧において1クーロンの電荷を動かすのに必要な仕事とも定義することができます。一方、電子ボルトは素粒子、原子核、原子、分子などの粒子が持つエネルギーを表すもので、1電子ボルト は電気素量をもつ荷電粒子が真空中で1ボルトの電位差を過するときに得るエネルギーのことです。

光のエネルギーの計算式(公式)

電磁波のエネルギー E  [ J ] は次の式で計算することができます。

= ν = hc/λ [ J ]

 : プランク定数 6.62607 ×10-34 [ Js ]
ν  : 振動数(=/λ )[Hz]
 : 真空中の光速 2.99792458×108 [ m/s ]
λ   : 真空中の電磁波の波長 [m]

電磁波のエネルギーは電子ボルト(エレクトロンボルト) [ eV ] で扱われます。

1 [ eV ]というのは、1 [ V ]で加速された電子1つのエネルギーです。

1 [ eV ] = 1.60218×10-19 [ J ]

ですから、

  =  4.13566×10-15 [ eVs ]

よって、

= (4.13566×10-15)×(2.99792458×108)/λ [ eV ]

= 1.23984 × 10-6 /λ [ eV ] 

光の波長は通常は nm で扱われます。

1 [ nm ] = 10-9 [ m ]

ですから、

= 1.23984 × 103 /λ [ eV ]

となります。

結果として、波長から光のエネルギーに変換する計算式は次の通りです。

E = 1240 /λ [ eV ] 

で光のエネルギーを求めることができます。また、次の式で光の振動数ν [Hz]を求めることができます。

ν = c/λ [ Hz ] 

可視光線の波長とエネルギーと振動数

可視光線の波長とエネルギーと振動数は次の表のようになります。

可視光線のスペクトル
可視光線のスペクトル
波長 λ[ nm ] エネルギーE [ eV ]

振動数[Hz](ν=c/λ

 200  6.20  14.99×1014
 250  4.96  11.99×1014
 300  4.13  9.99×1014
 350  3.54  8.57×1014
 400  3.10  7.49×1014
 450  2.76  6.66×1014
 500  2.48  6.00×1014
 550  2.25  5.45×1014
 600  2.07  5.00×1014
 650  1.91  4.61×1014
 700  1.77  4.28×1014

 光のエネルギーから波長に変換する計算式は次の通りです。

λ = 1240 /E [ nm ] 

 光のエネルギーから振動数に変換する計算式は次の通りです。

ν = c・E /1240 [ Hz ] 

次の図は電磁波の種類と波長・周波数・エネルギーの関係を示したものです。

光のエネルギー|電磁波の種類と波長・周波数・エネルギー
電磁波の種類と波長・周波数・エネルギー

光のエネルギーの応用例

 光のエネルギーの計算式は光の量子性と波動性からさまざまな分野で活用されています。具体的にはLEDのバンドギャップ計算、太陽光発電(ソーラーパネル)の発電効率の計算、写真の露光量と感光度の計算、レーザー加工、分光分析など多岐にわたります。

【参考記事】

よくある質問(FAQ)

Q:光のエネルギーを求める公式は何ですか?

A:光のエネルギー(E)は、プランク定数(h)と振動数(ν)の積(E = hν)で求められます。また、波長(λ)と光速(c)を用いると、E = hc/λ と表すことができます。

Q:1eV(電子ボルト)は何ジュール(J)ですか?

A:1eVは約1.602×10^-19ジュール(J)に相当します。これは電子1個が1ボルトの電位差で加速されるときに得るエネルギーです。

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Author:Photon(専門:光学、工学修士)

 

 

 

 

 

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