カメラ

2020年7月 7日 (火)

CASIO QV-10A-コンパクトデジタルカメラの市場を開いたデジカメ

 CASIO QV-10Aはカシオ計算機が1996年に発売したコンパクトデジタルカメラです。1年前の1995年にCASIO QV-10というモデルが発売されていますが、QV-10AはQV-10の改良版になります。QV-10には撮影した写真の下部が緑色を呈するという問題がありました。QV-10Aではこの問題が解決されています。

Casioqv10a1

 コンパクトデジタルカメラはCASIOのQV-10やQV-10Aの発売前にもありましたが、実質的にデジタルカメラの市場を大きく開いたのは、斬新な特徴をもったCASIOのQV-10とQV-10Aと言っても過言ではないでしょう。

 どこが斬新だったかというと・・・

 まず、1番目の特徴は液晶パネルを搭載した世界初のデジタルカメラで、撮影中の画像や撮影後の写真をその場で確認することができました。銀塩カメラしか使ったことのない人には衝撃的な機能でした。

Casioqv10a2

 第2の特徴はレンズを回すと自撮りができたということです。この時代に自撮りを先取りしていたのはすごいことです。銀塩カメラで自撮りする場合は勘で撮影するしかありませんでしたが、このカメラは液晶モニターで確認しながらの自撮りが可能でした。

Casioqv10a3

そして、第3の特徴は撮影した写真をパソコンで取り込んだり、テレビに映すことができました。カメラの丈夫には撮影に必要なボタンやパソコンなどに接続するためのコネクタがあります。

Casioqv10a4

 1995年にはWindows 95が発売開始となり、パソコンで画像を見る機会も増えてきました。また、商用インターネットが始まり、ホームページを作る人が増えてきました。QV-10やQV-10Aはホームページに掲載する写真を撮影するカメラとしてはたいへん便利だったのです。

 撮像素子は、なんと25万画素の1/5インチのCCDイメージセンサーで、320x240ドットの写真を撮影することができました。メモリは2MBで前述のサイズの写真を96枚撮影することができました。

 下記の写真は、当時、新幹線に乗ったときに富士山を撮影したものです。

Temp084

 レンズが単焦点だったり、電池の消耗が早いなどの欠点もありましたが、自分の周りには、このカメラを持っていた人はずいぶんいました。自分もこのカメラをきっかけにデジタルカメラを買うようになりました。

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2020年6月 6日 (土)

光学ガラス製のガラス玉

水晶玉 60mm 無色透明 クリア台座付き 宙玉撮影 クリスタルボール レンズボール 撮影 水晶球

ガラス玉があると、魚眼レンズの観察や虹ができる仕組み(水滴中の光の進み方)など、いろいろな実験ができます。以前は、大きなものを手軽な価格で入手するのは困難でしたが、最近になって中国製の安価なものを入手できるようになりました。直径60 mmで1,280円、80 mmで1,680円です。この値段だと複数個変える値段です。

Photo_20200605185001

 水晶玉とありますが、もちろん天然水晶であるはずはありません。Amazonのサイトには【K9クリスタル素材を採用、透明度が高いボール】とあります。K9というからには光学ガラスのクラウンガラスだと思いますが、K9というのは聞いたことがありません。調べてみたら、BK7と同じもののようです。BK7はホウケイ酸塩クラウン光学ガラスで、合成石英でもありません。ですので、水晶という表現は適切ではないのですが、実験道具としてはBK7で十分です。

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2020年5月18日 (月)

ピッカリコニカ コニカC35EF

 ピッカリコニカことコニカC35EFはコニカ(旧小西六、現コニカミノルタ )が1975年に販売したエレクトロフラッシュ(ストロボ)内臓のカメラです。写真は1976年に発売された改良型のコニカニューC35EDです。コニカC35EFにセルフタイマーを搭載(レンズ左側のレバー)されたものです。

ピッカリコニカ コニカC35EF

 エレクトロフラッシュが復旧する前は、ストロボと言えば、ストロボバルブ(閃光電球)で、撮影ごとに電球の交換をする必要があるなど、素人には扱いにくいものでした。電球の交換も不要で何度でも使えるエレクトロフラッシュの登場により、カメラのフラッシュが一般の人でも簡単に使えるようになりました。

 この便利なエレクトロフラッシュをカメラに内臓したのが、コニカCF35EFです。カメラにフラッシュが内臓されたことにより、暗いところでも簡単に撮影できるカメラとして、ピッカリコニカという愛称で大ヒットしました。

コニカC35EFの主な仕様

レンズ ヘキサノン38 mm F2.8 3群4枚
シャッタースピード 1/60秒 1/125秒 自動切換※
絞り 2.8〜16
露出 プログラムAE方式
ピント調節 目測式 1m〜無限遠
内臓ストロボ GN14(ISO100)

※コニカニューC35EFでは1/250秒が搭載された。

 なお、コニカC35EFが世界初のストロボ内臓カメラという説明をよく見かけますが、世界初のストロボ内臓カメラドイツのフォクトレンダー社のビトローナというカメラです。コニカC35EFが発売される10年以上の前の1964年に発売されています。ビトローナはストロボは内臓だったのですが、電池ケースとコンデンサーが外付けだったため、使い勝手はあまりよくありませんでした。そのため、世界初のストロボ内臓カメラにもかかわらず、それほど復旧しませんでした。コニカC35EFは、世界で初めてもっとも普及したストロボ内臓カメラとは言えるでしょう。

 もともとコニカC53は1968年に発売がされていますが、いろいろと機能が追加されC53シリーズは進化していきました。1983年に終売となっています。当初のコニカC53シリーズのボディは金属製でしたが、C35EFの開発において感電事故が起きたため、ボディがプラスチック製となりました。

 現在、コニカC35EFはジャンク品をよく見かけます。ヤフオクでは完動する良品も出ることもあるようです。

ピッカリコニカ コニカC35EF

写真のコニカニューC35EFは実際に使っていたものです。フィルムを入れての撮影は最近は行っていませんが未だ使えるはずと思います。

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