書籍・雑誌

2025年11月 3日 (月)

世界の大思想〈第2巻〉アリストテレス ニコマコス倫理学/デ・アニマ(霊魂について)/詩学 (1966年)

世界の大思想〈第2巻〉アリストテレス ニコマコス倫理学/デ・アニマ(霊魂について)/詩学 (1966年)

高田 三郎 (翻訳), 村治 能就 (翻訳)

 別館「光と色と THE NEXT」において、「アリストテレスの変改説(変容説・変化説)」について解説しました。変改説の基本的な考えは、アリストテレスの著書『Περὶ Ψυχῆς(ラテン語:デ・アニマ、和名:霊魂論/魂について/心とは何か)英語名:On the soul』に記述があります。アリストテレスはこの本の第二巻において感覚を取りあげ、第7章で視覚と色について言及しています。

 この本は『Περὶ Ψυχῆς(デ・アニマ)』の訳本です。このような本の訳本は日本語も非常にわかりにくいのですが、この本はわかりやすい日本語で記述されており、アリストテレスが自然科学について、どのように捉えていたのか理解することができます。

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-: 437ページ
出版社: 河出書房新社 (1966)
ASIN: B000JBC0NU
発売日: 1966
梱包サイズ: 19.3 x 13.5 x 2.8 cm

目次

第2巻 - 全12章
第1章 - プシュケーの共通定義
第2章 - プシュケーの諸性質と正しい定義
第3章 - プシュケーの諸能力
第4章 - 諸能力の研究上の順序
第5章 - 感覚についての一般的規定
第6章 - 感覚対象の種類
第7章 - 視覚と色
第8章 - 聴覚と音
第9章 - 嗅覚と臭い
第10章 - 味覚と味
第11章 - 触覚
第12章 - 諸感覚の一般的性格

世界の大思想〈第2巻〉アリストテレス ニコマコス倫理学/デ・アニマ(霊魂について)/詩学 (1966年)

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2025年10月15日 (水)

アインシュタイン著 相対性理論 (岩波文庫)

相対性理論 (岩波文庫)

A. アインシュタイン (著), 内山 龍雄 (翻訳)

 アインシュタインの相対性理論に関する最初の論文です。この本の表題は相対性理論とありますが、特殊相対性理論について書いたものであり、原論文のタイトルは「動いている物体の電気力学」です。

Einstein, A.  “Zur Elektrodynamik bewegter Körper ",
Annalen der Physik 322 (10): 891-921(June 30, 1905).
原著論文(ドイツ語)
http://myweb.rz.uni-augsburg.de/~eckern/adp/history/einstein-papers/1905_17_891-921.pdf

 1905年にドイツの学術誌アナーレン・デア・フィジークの第17巻に掲載されました。20世紀始めの名著です。アインシュタインは、当時、光の媒質と考えられていたエーテルの存在を否定し、光速度不変の原理を導入します。それまで絶対的と考えれていた時間と空間が相対的なものとなりました。

アインシュタイン相対性理論.

内容(BOOK DB)

 時空概念を一変させたアインシュタイン(1879‐1955)の相対性理論。その考え方の基本はすべて、最初の論文「動いている物体の電気力学」に述べられている。この論文の邦訳に加え、一般読者の理解のために、原論文の論旨展開を忠実・平易に再現してた解説をほどこした。アインシュタインが創出した思考過程にそって相対論が理解できる得難い一冊。

文庫: 187ページ
出版社: 岩波書店 (1988/11/16)
言語 日本語
ISBN-10: 4003393414
ISBN-13: 978-4003393413
発売日: 1988/11/16
商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.2 cm

目次

まえがき

A 動いている物体の電気力学

I. 運動学の部

同時刻の定義;長さと時間の相対性;静止系から、これに対して一様な並進運動をしている座標系への座標および時間の変換理論;動いている剛体、ならびに時計に関する変換公式の物理学的意味;速度の合成則

II.電気力学の部

真空中におけるマックスウェル・ヘルツの方程式の変換、磁場内にある物体の運動に伴って生ずる起電力の性質について;ドップラー現象および光行差の理論;光線のエネルギーの変換則、完全反射する鏡に与える輻射圧の理論;携帯電流がある場合のマックスウェル・ヘルツの方程式の変換;加速度が小さい場合の電子の力学

B 解説(内山龍雄)

用語説明

相対性理論 (岩波文庫)

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2025年10月 5日 (日)

光の歴史―物理学の闇と天才たち

光の歴史―物理学の闇と天才たち (1977年)

遠藤 真二 (著)

 1977年に出版された本で既に古本しか手に入りませんが光学の歴史に興味のある人は是非一冊持っていた方が良い本です。古代ギリシャから近代まで、人類の光への探究の歴史をまとめた一冊です。ガリレオ、ホイヘンス、ヤング・・・たくさんの科学者の探究が紹介されています。

 本の帯には下記のように書いてありました。

「波」か「粒子」か。アリストテレスからデカルトへ、ニュートンからアインシュタインへと、光の本性にせまる科学者のたたかいを行き行きと描き出す。

光の歴史―物理学の闇と天才たち

出版社: 東京図書 (1977/03)
ASIN: B000J8X5Z0
発売日: 1977/03
商品の寸法: 19.4 x 13.6 x 1.8 cm 184ページ

 

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2021年7月30日 (金)

見る―眼の誕生はわたしたちをどう変えたか

見る―眼の誕生はわたしたちをどう変えたか

サイモン・イングス (著) 吉田 利子 (翻訳)

 2009年に出版された本ですが、眼に関する様々なことが解説された本です。いろいろな動物の眼の進化や仕組みなどを解説しています。また、ヒトの視覚の研究の歴史についても触れられており、過去の科学者の取り組みなどを紹介しています。眼について光学と生物学だけではなく、幅広い分野の話を取り上げています。

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単行本: 450ページ
出版社: 早川書房 (2009/1/23)
ISBN-10: 4152089997
ISBN-13: 978-4152089991
発売日: 2009/1/23
商品の寸法: 18.6 x 14.2 x 3.4 cm

【内容】

 光を効率よくとらえようとしてさまざまな生き物が眼を発達させ、見るという能力を獲得した。これまで見つかった最大の眼は、巨大なダイオウイカのもので、目玉の直径が40センチあったという。イカの眼とヒトの眼はまったく異なる進化をたどってきたものだが、それでも両者はじつによく似た構造をしているのだ。

 では、わたしたちはどうやってものを見ているのだろう。多くの哲学者や科学者がその謎に取り組んできた。プラトンは、眼がある種の光線を放射するおかげでものが見えるのだと唱えた。19世紀、死者の網膜には像が残ると言われ、殺人事件の捜査で眼球の写真が撮られた。色覚障害のあった科学者ドルトンは、自分の眼球の色が異なるのだと考え、死後に自分の眼を解剖させている。

 眼には想像以上の物語がある。眼の進化と意識、色覚や錯覚に隠された秘密、視覚の未来まで、眼と「見ること」のすべてを探る

 

・触れて触る眼―ホシバナモグラの鼻、ハダカデバネズミ
・カンブリア紀の大爆発と眼の誕生
・三葉虫のひさしを持った眼、あいだをおいてはめ込まれた眼
・ショウジョウバエの脚に作られた眼
・第三の眼、松果体
・「視光線」を放射している眼?
・色と言葉
・ステレオグラム
・殺人の原因にもなった視覚の化学
・虹が10色に見える4色型色覚をもつ女性
 その他

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2021年2月12日 (金)

絵とき「光学」基礎のきそ (Electronics Series)

絵とき「光学」基礎のきそ (Electronics Series)

齋藤 晴司 (著)

 これも中古本しか入手できなくなりました。下記の目次を見るとわかりますが、オーソドックスな光学の解説書に仕上がっており、記述もわかりやすいです。定価は2,310円と少々高めでしたが、現在は手頃な価格で購入できます。図もしっかりしていますがカラーではないのがちょっと残念です

内容

光学に対するイメージをつかみ、使いこなせることを目標にした光学の入門書。極力数式を使わずに光の基本的な性質から結像や干渉、光学製品のしくみまで光学の基礎を豊富な図とともにやさしく解説する。

単行本: 224ページ(A5)
出版社: 日刊工業新聞社 (2011/11)
ISBN-10: 4526067849
ISBN-13: 978-4526067846
発売日: 2011/11

目次

はじめに

第1章 光とは
1-1 光の直線性
1-2 光の重なり
1-3 宇宙からの光
1-4 光電効果
1-5 光の強さとエネルギーの関係
1-6 光は波か粒子かの問題
1-7 光の速度について
1-8 レーザの光について

第2章 光の基本的な性質(波としての光・波動光学)
2-1 波としての振舞い
2-2 光の伝播
2-3 光の要素(波長、振幅、振動数、周期)
2-4 物質中の光の速度
2-5 基本となる光の表し方
2-6 波の式における波長と周期
2-7 光の回り込み
2-8 光の進み方
2-9 光波としての反射と屈折
2-10 光の位相について
2-11 光の分光
2-12 光の集合度合い

第3章 反射と屈折(粒子としての光・幾何光学)
3-1 光線と光束
3-2 反射と屈折による光路
3-3 水中での物体の見え方
3-4 全反射
3-5 ファイバーの原理
3-6 屈折率
3-7 プリズムによる反射と屈折
3-8 球面による屈折と反射

第4章 光学系による結像(レンズによる結像)
4-1 レンズの性質
4-2 レンズによる結像作用
4-3 像の大きさと明るさ
4-4 像の形態と深度
4-5 レンズの組み合わせ
4-6 レンズの収差
4-7 像の評価

第5章 光の干渉
5-1 強め合う光と弱め合う光
5-2 干渉縞による計測
5-3 薄膜コートについて
5-4 シャボン玉
5-5 CD、DVDのデータの読み取り(光の干渉の利用法)

第6章 光の回折
6-1 回折による光
6-2 開口形状による回折
6-3 分解能のいろいろ
6-4 回折格子について(光の回折の利用法)

第7章 光の偏光
7-1 光の振動方向
7-2 偏光板の特性
7-3 反射による偏光
7-4 複屈折物質の偏光
7-5 波長による位相のズレ
7-6 リターデーションの違いによる分光特性と色
7-7 液晶ディスプレーの構造(光の偏光の利用法)

第8章 色と明るさ
8-1 眼の構造
8-2 光の色
8-3 色度座標
8-4 色温度
8-5 明るさ

第9章 光学製品
9-1 ルーペの光学系
9-2 顕微鏡の光学系
9-3 望遠鏡の光学系
9-4 カメラの光学系

第10章 自然界の光
10-1 空が青い理由
10-2 朝夕の太陽光のスペクトル
10-3 虹の色について
10-4 ステンドグラスの色の鮮やかさ
10-5 蜃気楼について
10-6 グリーンフラッシュ

参考文献
索 引

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2020年10月22日 (木)

光の鉛筆 ―光技術者のための応用光学(鶴田 匡夫)

光の鉛筆 ―光技術者のための応用光学―

鶴田 匡夫 (著)

 本ブログでも紹介した「光とレンズ」の著者の鶴田匡夫さんが雑誌『O plus E』(1979年創刊)で連載している記事をまとめた本です。『光の鉛筆』は十一巻の書籍にまとめられています。この本は第一巻です。雑誌に連載された記事ですので、それぞれの記事が独立した読み物になっています。身近な事柄を題材に光学を解説しています。「なるほど、そうだったのか」と改めて理解が深まる本です。

光の鉛筆 ―光技術者のための応用光学(鶴田 匡夫)

概要

― 光技術者のための応用光学 ―

だれでも知りたいと思うこと、考えてみたくなること。そんな話題がいっぱいです。「海の色」「洗い髪」といった身近な話題から、アッベやショットの光学歴史物語、収差補正の数学、光学系への熱影響……などなど、あなたの知的好奇心をきっと満足させます。本書の魅力は、徹底した資料蒐集、原著論文の深い読込みと咀嚼、そして考察、といった執筆の姿勢によって生み出されています。光を原点から学びたい方、光学設計でお困りの方、光学を教える立場にある方、特に通り一遍の解説では満足できない方、光に携わるすべての方におすすめします。

目次

  1. シャッター
  2. 光学像の明るさ
  3. 絞 り
  4. 光の反射
  5. フレネルの回折
  6. 立体感と立体鏡
  7. 屈折の法則
  8. フレアとゴースト
  9. 光学における相反定理
  10. 魔 鏡
  11. 光学ガラス
  12. 回折格子
  13. レンズの結像性能 1
  14. レンズの結像性能 2
  15. 光のブーメラン
  16. 顕微鏡結像と位相差法
  17. 干渉法と干渉顕微鏡
  18. 天体干渉計
  19. めがね
  20. モアレ
  21. フィルター
  22. 屈折率の物理
  23. コロナ
  24. 偏光顕微鏡とレクティファイア
  25. 分散と全反射
  26. 空の明るさと星の明るさ
  27. 光速度の測定―天文学の時代―
  28. 光速度の測定(続)―光の点滅,偏向,変調―
  29. エバネッセント波
  30. サイドルッキングレーダー
  31. 自然の干渉色
  32. エリプソメトリー
  33. レンズの伝達関数
  34. 散乱光による干渉
  35. ベアリングボール
  36. スペックル
  37. 光学密着
  38. 目と偏光
  39. 熱放射
  40. 積分球
  41. 赤外放射と検出器
  42. モノクロメーター
  43. 視野レンズとリレーコンデンサー
  44. シュミットカメラ
  45. 入射瞳と射出瞳
  46. バビネの原理
  47. 文献

 

発売日 : 1984/12/25
単行本 : 483ページ
ISBN-10 : 491585101X
ISBN-13 : 978-4915851018
出版社 : アドコム・メディア (1984/12/25)

光の鉛筆 ―光技術者のための応用光学―

 

光の鉛筆 ―光技術者のための応用光学(鶴田 匡夫)

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2020年9月27日 (日)

光のスペクトルと原子

光のスペクトルと原子 (サイエンスシアターシリーズ 電磁波をさぐる編)

板倉 聖宣 (著), 湯沢 光男 (著)

題名から分かるように、光のスペクトルについて解説した本です。簡易分光器の型紙とホログラムシート(透過型回折格子)が付属していて、分光したスペクトルを観察を行うことができます。カラー写真で様々なスペクトルが掲載されています。

電磁波の歴史年表が巻末にあり、これも役に立つと思います。

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単行本: 138ページ
出版社: 仮説社 (2008/12)
ISBN-10: 4773502096
ISBN-13: 978-4773502091
発売日: 2008/12
商品の寸法: 20 x 14.8 x 1.4 cm

目次

第1幕 色とスペクトル
プリズムとホログラムシート/〈回折格子板〉を作る/簡易分光器/簡易分光器の組み立て方/分光器の話/太陽からくる光の色(スペクトル)は/白熱電球の光も太陽と同じような色に分かれるか/ニュートンの分光学の研究/虹はなぜ見えるか/白熱電球に赤いセロハン紙をかけて分光器で見たら/赤と緑の光を重ね合わせたら/光の三原色と目/黄色い紙が黄色に見えるのはどうしてか/緑色の紙に赤い光だけを当てたら何色に見えるか/〔補足〕木の葉は緑,植物がよく育つ光は何色?

第2幕 原子とスペクトル
蛍光灯のスペクトル/新しいタイプの蛍光灯のスペクトルは?/ろうそくの光を分光器で見たら/マグネシウムのスペクトル/アルコールを燃やしたときのスペクトル/アルコールに食塩をまぜて燃やしたときのスペクトル/炭酸水素ナトリウム(重曹)と味の素を燃やしたときのスペクトル/塩化リチウムの場合/炎色反応とスペクトル/ブンゼンとキルヒホッフ/花火の話

第3幕 太陽と星のスペクトル
フラウンホーファーが発見した〈太陽スペクトルのなぞ〉/太陽光線と白熱電球では,その連続スペクトルに違いはないか/太陽黒線のなぞにいどむ科学者の登場/ナトリウムの輝線が暗くなるなぞ/太陽黒線のなぞ解明で新しい原子を発見/太陽スペクトルから新原子「ヘリウム」の発見/原子から宇宙まで

コラム 原子が光を出すしくみ
授業書《光と原子》の紹介
特別付録 〈簡易分光器〉作成用ホログラムシート

 

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2020年9月15日 (火)

虹は七色か六色か―真理と教育の問題を考える (ミニ授業書)

虹は七色か六色か―真理と教育の問題を考える (ミニ授業書)

板倉聖宣 著

 日本では多くの人が虹の色は7色と答えますが、もともと日本人は虹の色を7色とは認識していませんでした。日本人が虹を7色と認識するようになったのははイギリスのアイザック・ニュートンの研究に基づく教育によるものです。実際に虹を見ていると、7色を見分けることが難しいことはよくわかります。他の国では6色や5色と見ているところもあります。米国も昔は7色だったそうですが、6色にしか見えない虹をわざわざ7色とするのは教育上よろしくないという提案があり、現在では6色になっているそうです。

 古い文献にまで遡って虹の色は何色なのかを追求していく、非常に興味深い本です。虹の色について詳しく知りたい人にお勧めです。本の大きさは小冊子です。

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説明

内容(「MARC」データベースより)

虹の色は日本では七色が常識だが、アメリカでは六色が常識になっている。この虹の色数の違いから、人々の教育や科学あるいは認識というものについての「考え方」そのものを、分かりやすい文章で解き明かす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

板倉聖宣

1930年東京下谷(現・台東区上野)に生まれる。1959年国立教育研究所に勤務。1963年仮説実験授業を提唱。1973年遠山啓氏らと教育雑誌『ひと』を創刊。1983年編集代表として月刊誌『たのしい授業』を創刊(仮説社)。1995年私立板倉研究室を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

発売日 : 2003/8/17
文庫 : 60ページ
ISBN-10 : 477350174X
出版社 : 仮説社 (2003/8/17)
ISBN-13 : 978-4773501742

目次

  1. 虹は何色か
  2. 再び、虹は何色か
  3. アメリカでは“虹は六色”と思われている理由についての4人の学者の考え
  4. アメリカ人は、ずっと以前から“虹は六色”と考えていたか
  5. 日本人はずっと以前から“虹は七色”と思っていたか
  6. ニュートンが分光学の研究をはじめた当時のイギリスでは“虹は七色”が常識化していたか
  7. アメリカ人はいつごろ、なぜ“虹は六色”と考えるようになったか

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【虹に関する記事】

虹ができる仕組み

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2020年9月 7日 (月)

ドラえもん科学ワールド 光と音の不思議 (ビッグ・コロタン)

ドラえもん科学ワールド 光と音の不思議 (ビッグ・コロタン)

鈴木 康平 (監修)・小学館ドラえもんルーム (編集)・北原 和夫・藤子F不二雄 藤子プロ

 本書は藤子F不二雄先生が描いた数あるドラえもんの漫画の中から光と音に関係するタイトルを掲載し、科学的な解説を加えたものです。テーマ選びから解説まで適切にまとめられていると思います。

 科学のテーマに合わせて新たに描い下ろしたサイエンス・コナンとは趣向が異なり、漫画と解説が別れていいます。そのため、漫画の部分だけ読んでしまう心配はありそうですが、漫画の内容に「なぜだろう」を感じると、解説が重要な存在になってきます。その「なぜだろう」は、おそらく藤子F不二雄先生のストーリー展開から湧き上がってくるのではないでしょうか。

 一方で解説は高度な内容です。小学生だけでなく、中学生にも難しいかもしれません。

 また藤子F不二雄先生が子どもたちのために漫画の中で取り上げた科学ネタを再確認することができ、藤子F不二雄先生やドラえもんファンの方々にも貴重な本と思います。

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 科学やSF、不思議な現象が大好きだったドラえもんの作者・藤子・F・不二雄先生はそのエッセンスを多くのエピソードに盛り込みました。今回はシリーズ第4弾として「光と音」をテーマにまんがを厳選し、最新の科学記事とともにまとめ上げました。

 「光と音」に身構えてしまう人がいたら、肩肘張らずに大丈夫。普段の生活の中には、光と音の不思議がたくさん潜んでいます。例えば、「空はなぜ青いのか?」「夕焼けが赤く見えるのは?」という素朴な疑問もその1つ。
そうした身近な謎を始め、「雷・虹・蜃気楼」といった自然現象はもちろん、最新の科学研究の成果である「レーザー光」の活用や「電波望遠鏡」による宇宙観測まで、様々なシーンで私たちの生活を支えている「光と音の不思議」をひも解いています。

 また監修は、物理オリンピック日本委員会常務理事でもある東京理科大の北原和夫教授と、実際の学校授業で「科学の面白さの発見勉強」を大切とする自由学園の鈴木康平先生が担当し、ドラえもんのまんがと、身近な事例を元にしたわかりやすい解説に努めました。
子どもから、ドラえもんの読者、科学に興味がある大人まで楽しめる科学本です。

【編集担当からのおすすめ情報】


人間には見えない光を感じ取れる動物がいます。
人間には聞こえない音でコミュニケーションするほ乳類がいます。
光と音は私たちの世界の大きな構成要素です。だからこそ、知っているようで、知らない世界が垣間見えるかもしれません。
科学のワクワクした気持ちを、親子そろってドラえもんを通して楽しく学んでみませんか?

発売日 : 2012/4/17
単行本 : 213ページ
ISBN-13 : 978-4092591189
出版社 : 小学館 (2012/4/17)
ISBN-10 : 4092591187

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2020年9月 1日 (火)

近代科学の源をたどる ―先史時代から中世まで―

近代科学の源をたどる―先史時代から中世まで―

高橋憲一著

2011年出版の本ですが、いまだ新品が入手可能です。

古代から中世までの西洋科学の流れを解説した本です。単なる科学史の解説ではなく、当時の哲学者、自然科学者が考えた原理や仕組を図を使って解説しています。何かを調べるときに、どの原著にあたると良いのかを見極めるのに役に立つ一冊です。

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単行本(ソフトカバー): 472ページ
出版社: 朝倉書店 (2011/3/30)
言語 日本語
ISBN-10: 4254106459
ISBN-13: 978-4254106459
発売日: 2011/3/30
商品の寸法: 21 x 15.2 x 3.2 cm

目次

ギリシャ以前の科学
ギリシャ人と宇宙
アリストテレスの自然哲学
ヘレニズム期の自然哲学
古代における数学的諸学問
ギリシャとローマの医学
ローマと中世初期の科学
イスラーム科学
西欧における学問の復興
ギリシャおよびイスラームの科学の回復と同化
中世的宇宙
月下界の自然学
中世の医学と博物誌
古代・中世科学の遺産

 

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