水中で色はどのように見えるか?
水中の様子をカメラで撮影すると次の写真のように真っ青な世界が映ります。人間の目ではここまで青く見えないかもしれませんが、カメラはしっかりと水中では青色の世界であることを捉えています。
次の図は水の吸収スペクトルです。水は波長が長い光をより吸収していることがわかります。500 nmより短い波長の青色系の光はほとんど吸収されていませんが、600 nmより長い波長の赤色系の光をたくさん吸収していることがわかります。水の光の吸収はわずかなためコップ1杯の水は青色には見えませんが、水の量が増えていくと青色に見えるようになります。
さて水中の青色の世界でさまざまな色はどのように見えるでしょうか。深くなるにつれて全体の光の量が少なくなると同時に赤色系の光が失われてきます。この様子を実験して撮影したのが下記の映像です。深い水中では赤色は黒い色に見えます。水中に赤色系の光がほとんど存在しなくなるため赤色の物体が反射する光がなくなるからです。
Underwater Color Loss With GoPro 0 to 155 Feet Depth - Fishing Lure Deep Test
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・水は水色
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