「真っ赤な嘘」「赤の他人」の由来
「真っ赤な嘘」は根拠のない明らかな嘘や全くの嘘という意味です。これは赤が太陽や炎の色で「明」と同じ語源で「明からな」「全くの」という意味があるからです。真っ赤は赤の強調した表現です。ですから「赤の他人」は全く無関係な他人という意味になります。
「真っ赤な嘘」は英語ではred lieではありません。英語で「真っ赤な嘘」に相当する詞は「blatant lie」「complete lie」「downright lie」「a big fat lie」などがあります。余談ですが英語には「white lie」という言葉があります。これは相手の気分を害さないためにつく悪意のない嘘のことを言います。
「赤の他人」は英語では「complete stranger」「perfect stranger」「total stranger」でこちらも赤は関係ありません。
赤は血の色や太陽や炎の色などを由来とする人類共通の普遍的な意味を持つ色ですが、「真っ赤な嘘」や「赤の他人」という意味で赤色の単語が入った言葉は日本語以外にないようです。
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