バーコードの原理と仕組み①
バーコードの仕組み
スーパーマーケットやコンビニで買い物をするとレジで店員さんがバーコードリーダで商品についているバーコードを読み取ります。このとき商品の名前や価格などの情報が瞬時に読み取られますが、どのようにして読み取っているのでしょうか。バーコードには色々な種類がありますがここでは最も基本的な縞模様のバーコードの仕組みについて説明します。
バーコードの縞模様を見ると細線や太線、細い空白や太い空白から成っていることがわかります。最も細い線と空白がバーコードの最小単位となっており、線が1、空白が0を意味しています。 例えば最小単位の幅を1 mmとすると、5 mm幅の線は11111、5 mmの空白は00000、5 mm幅の線と空白の繰り替えしは10101を意味します。つまり縞模様のパターンが0と1で表される二進法のデータになっているのです。
JANコード
バーコードの二進法のデータは規格に基づいて共通化されています。日本では1977年にJAN(Japanease Article Number)が制定されました。
JANコードは標準タイプで13桁、短縮タイプで8桁かなるバーコードです。使用できる文字は0~9の数字のみです。標準タイプの13桁目はッチェックデジットで12桁を設定すると自動的に付加されます。チェックデジットは数字列の誤りを検知するために付加されます。
標準タイプと短縮タイプのそれぞれの数値の意味は次の通りです。
(標準タイプ)13桁
国別コード(2桁) 企業コード(5桁) 製品コード(5桁) チェックデジット(1桁)
(短縮タイプ)8桁
フラグ(1桁) 企業コード(5桁) 製品コード(1桁) チェックデジット(1桁)
上図のJANコードは4912345678904は49が日本、12345が企業コード、製品コード67890、チェックデジット4になります。
バーコードをどのようにして読み取っているのかは別の機会に説明します。
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・バーコードの日(1952年10月7日)(バーコード特許取得の日)
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