この世界を知るための 人類と科学の400万年史 (日本語)
レナード ムロディナウ (著) Leonard Mlodinow (原著) 水谷 淳 (翻訳)
この本は科学の歴史について解説した一冊です。第一部は、表題の通り、人類の祖先が誕生した400万年前から話が始まります。人類の好奇心が科学の扉を開き、科学の基礎が作られたプロセスがわかりやすく解説されています。まるで2001年宇宙の旅の類人猿が道具を使い始めることを描写したプロローグを解説したような展開です。第二部以降は、著名な科学者のエピソードをたくさん紹介しながら、科学の発展について解説しています。400ページもありますが、とても読みやすい内容に仕上がっています。科学史に興味のある人は是非一読することをお勧めします。
内容(「BOOK」データベースより)
人類はなぜ科学を生み出せたのか?ヒトの誕生から言語の獲得、古代ギリシャの哲学者、ニュートンやアインシュタイン、量子の奇妙な世界の発見まで、世界を見る目を一変させる決定版科学史!
単行本: 416ページ
出版社: 河出書房新社 (2016/5/14)
言語: 日本語
ISBN-10: 4309253474
ISBN-13: 978-4309253473
発売日: 2016/5/14
梱包サイズ: 19.6 x 13.6 x 3.2 cm
目次
第1部 直立した思索者たち
- 知りたいという欲求
- 好奇心
- 文化
- 文明
- 道理
第2部 科学
- 道理への新たな道
- 機械的な宇宙
- 物質は何でできているのか
- 生命の世界
第3部 人間の五感を超えて
- 人間の経験の限界
- 見えない世界
- 量子革命
| 固定リンク | 0
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 見る―眼の誕生はわたしたちをどう変えたか(2021.07.30)
- 光の鉛筆 ―光技術者のための応用光学(鶴田 匡夫)(2020.10.22)
- 光のスペクトルと原子(2020.09.27)
- 虹は七色か六色か―真理と教育の問題を考える (ミニ授業書)(2020.09.15)
コメント