科学と仮説 by ポアンカレ
アンリ・ポアンカレ著
光を伝える媒質エーテルの否定や、ニュートンの絶対空間と絶対時間からアインシュタインの特殊相対性理論を調べていて、再び読み始めました。
この本の原著は1902年にフランスで出版された「 La Science et l'hypothèse(科学と仮説)」です。当時の最先端の物理学を仮説や思考実験からわかりやすく紐解いていく一冊です。特殊相対性理論について勉強するときに読んでおきたい一冊です。
【説明(岩波ブックサーチャー)】
本書は科学の諸部門に通達したポアンカレの根本思想を示したもので,数学・物理・心理・論理等,科学と哲学とにわたり,科学思想を扱った論著に広く利用されている.科学とは何か,その基礎は何かというような大きな問題とともに,数学の推理と碁・将棋の推理との違い,感覚と幾何学との連関,波動説と粒子説との関係をも説く。
文庫: 296ページ
出版社: 岩波書店; 改版 (1959/01)
ISBN-10: 4003390210
ISBN-13: 978-4003390214
発売日: 1959/01
商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
目次
序文
第一篇 数と量
第一章 数学的推理の本性
第二章 数学的量と経験
第二篇 空間
第三章 非ユークリッド幾何学
第四章 空間と幾何学
第五章 経験と幾何学
第三篇 力
第六章 古典力学
第七章 相対的運動と絶対的運動
第八章 エネルギーと熱力学
第四篇 自然
第九章 物理学における仮説
第十章 近代物理学の理論
第十一章 確率論
第十二章 光学と電気学
第十三章 電気力学
第十四章 物質の終わり
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