10歳からの相対性理論―アインシュタインがひらいた道 (ブルーバックス (B‐584))
10歳からの相対性理論―アインシュタインがひらいた道 (ブルーバックス (B‐584))
東京文理科大学(現筑波大学)出身の都築卓治先生の著書です。
都築先生のブルーバックスは難しい物理の話をとてもわかりやすく解説してくれます。
この本はアインシュタインの相対性理論を取り上げたものですが、難しい数式は一切なしで、アインシュタインの伝記を交えながら、相対性理論の考え方についてやさしく説明してくれています。
もちろん、相対性理論を理解するには、この本の内容だけでは不十分ですが、相対性理論を初めて学ぶ人が、アインシュタインや相対性理論をイメージするのに役に立つと思います。
【内容】
大人も子供も楽しめるやさしい相対性理論.アインシュタインの生涯とその交友関係を通して,相対性理論の生まれた時代背景を語り,この理論の本質と広がりの大きさを平易な文章のなかに浮かび上がらせる.
アインシュタインだって、共通1次にはまける!
われわれの住む空間と、過去から未来へ流れゆく時間とに対する考え方を、根底からくつがえしたアインシュタインは、長い科学史の中でも、類をみない天才である。この大天才にして、大学の入学試験では、語学と生物で点がとれず、失敗してしまった。彼は、自分の興味のある数学や物理学はとことんやるが、嫌いな学科にはまったく関心をもたないという、現在の日本の学校教育制度からみれば、一種の異端児だったのである。さあ、みんな、元気を出そう!!
新書: 205ページ
出版社: 講談社 (1984/10/19)
言語 日本語
ISBN-10: 406118184X
ISBN-13: 978-4061181847
発売日: 1984/10/19
商品の寸法: 17.4 x 11.2 x 1.4 cm
目次
1 相対性理論を一口でいうと
2 窓ぎわのアルバート
3 時間よ、おそくなれ!というお話
4 光より速いものをさがそう
5 ぴかぴかの大学教授時代
6 プラハの友と敵
7 曲がった空間の不思議
8 宇宙に、重心はあるか?
9 日本での40日間
10 暗い日が近づく
11 プリンストンの夕陽
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