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2012年3月 7日 (水)

ファラデーとマクスウェル (Century Books―人と思想)

電気と磁気の間に何らかの関係があるのではないかと考え、電磁気の研究を始めたマイケル・ファラデーと、ファラデーの研究成果をもとに、電磁波の存在を予言したジェームス・クラーク・マクスウェル。この2人の功績によって電磁気学の扉が開かれました。

  マクスウェルは1856年に「ファラデーの力線について」という論文を発表しました。この論文は、ファラデーが考えた近接作用を背景とする力線に対して数学的な解釈を与えたものでした。マクスウェルはこの論文を多くの物理学者に送りましたが、特段の反応は得られませんでした。

 ところが、しばらく経過したある日のこと、彼の元に1通の手紙が届きました。その手紙の差出人は、なんとファラデーだったのです。その手紙には、ファラデーの力線に数学的な裏付けを与えたマクスウェルの仕事に感嘆していること、その数学的な裏付けが自分が研究を進める上でたいへんな励みになったと感謝していることが記されていました。

 ファラデーからの手紙を受け取り感激した彼は、電磁気理論を数学的に体系付ける研究をさらに進めていくことになったのです。1861年と1862年に「物理学的力線について」、1864に「電磁場の力学的理論」という論文を発表しています。

 この本はファラデーとマクスウェルの人生とその功績をまとめた一冊です。

Faradaymaxwell
ファラデー(左)とマクスウェル(右)

単行本: 214ページ
出版社: 清水書院 (1993/02)
ISBN-10: 4389411152
ISBN-13: 978-4389411152
発売日: 1993/02
商品の寸法: 19.2 x 11.8 x 1.6 cm

目次

ファラデーとマクスウェルによって人類にもたらされた恩恵
1 ファラデーの一生と人となり
2 マクスウェルの一生と人となり
3 ファラデー・マクスウェルの場の思想と電磁気学の完成
ファラデーとマクスウェルの文通

 

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