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2012年2月24日 (金)

ニュートリノが光速を超えたは誤りの可能性

 昨年9月、ニュートリノが光速を超えたという実験結果を欧州合同原子核研究所(CERN)のOPERAプロジェクトが発表していましたが、どうやら実験結果は測定誤差による誤りだった可能性があるという話が伝わっているようです。この話は、22日に米国の科学雑誌「サイエンスインサイダー」が自社のWebサイトで、研究プロジェクトに近い筋からの情報として伝えたもののようです。

BREAKING NEWS: Error Undoes Faster-Than-Light Neutrino Results
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2012/02/breaking-news-error-undoes-faster.html

 OPERAプロジェクトはスイスのジュネーブ近郊の研究所から約730キロ離れたイタリアのグランサッソ研究所にニュートリノ線を発射し、ニュートリノが光より60ナノ秒(1億分の6秒)速く到着したことを観測したと発表していました。

 上記のサイトによると、この60ナノ秒の時間差はGPSの受信機とコンピュータをつなぐ光ファイバーケーブルに緩みがあったことによるものと伝えられています。

ケーブルの接続を直して、データ転送を再測定したところ、データは予想よりも60ナノ秒速く到着したことが確認できたということです。

According to sources familiar with the experiment, the 60 nanoseconds discrepancy appears to come from a bad connection between a fiber optic cable that connects to the GPS receiver used to correct the timing of the neutrinos' flight and an electronic card in a computer. After tightening the connection and then measuring the time it takes data to travel the length of the fiber, researchers found that the data arrive 60 nanoseconds earlier than assumed. Since this time is subtracted from the overall time of flight, it appears to explain the early arrival of the neutrinos. New data, however, will be needed to confirm this hypothesis.

なお、ニュートリノの速度を再測定した結果60ナノ秒速かったと書いているマスコミもいるみたいですが、そのようには報告されていないと思います。もう一度、ニュートリノの速度の測定実験をする必要があります。

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