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2011年12月14日 (水)

月の満ち欠けの仕組み

 月の満ち欠けは月が地球の衛星であり太陽光を反射しているため起こります。月と太陽の位置関係によって太陽光に照られる部分が異なるため私たちが見ている月の形が変わります。

 月は地球のまわりを約27.3日かけて1周しています。これを月の公転といいます。ところが月が地球のまわりを1周しても最初の見え方とは同じなりません。これは地球も太陽の周りを公転しているからです。月の満ち欠けは太陽の光の当たり方と地球から見え方で変わります。地球の公転によって太陽の方向が少し変わります。そのため月の満ち欠けの周期は29.5日になります。

 次の図は地球の北極側から月の公転の様子を描いたものです。太陽のある側の月の表面が光を反射して明るくなります。

 月が満月の位置にあるときは、地球から見える月の表面全体に光があたりますので、月全体が光り輝いて見えます。

 月が新月の位置にあるときは、地球から見える月の表面全体に光はあたりませんので、月は見えません。

 その他の位置では、地球から見える月の表面の一部分にしか光があたりませんので、三日月に見えたり、半月に見えたりします。

月の満ち欠けの仕組み
月の満ち欠けの仕組み

 皆既日食は月が新月の位置にあり、太陽が月ですっぽりと隠されてしまう状態のことです。

 また、皆既月食は月が満月の位置にあり、月が地球の影ですっぽりと隠されてしまう状態のことです。

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