普通のガラス板を重ねると
普通のガラス板は正面から見ると透明に見えますが、断面を見ると緑色に見えます。これはガラスに含まれている不純物が光を吸収するからです。
次の図は厚さ1.5cmのガラスを2枚重ねて撮影した写真です。左右の厚さの差は1.5 cmですが、左側が緑色を帯びて暗くなっていることがわかります。
このガラスを何枚も重ねていくと、どんどん暗くなっていき、やがて光がまったく通らなくなります。
光透過率の悪いガラスでレンズを作ると、カメラでは写真が暗くなり、映写機ではスクリーンに投影する像が暗くなります。
| 固定リンク | 0
「光学」カテゴリの記事
- 可視領域の単色光の水中における屈折率と光速(2024.08.10)
- 有機ELの仕組み(2021.02.09)
- 凹レンズの公式の導出-虚像(2020.09.29)
- シッカリ学べる! 「光学設計」の基礎知識(2020.08.24)
- 分光分析の幕開け(9)-天体からのメッセージ(2020.08.19)
「科学」カテゴリの記事
- 光学ガラス製のガラス玉(2020.06.06)
- わたしもファラデー たのしい科学の発見物語(2020.06.01)
- 雷の正体見たり静電気 雷の仕組み(2020.05.16)
- 時計が右回りの理由(2020.05.04)
「コラム」カテゴリの記事
- バベルの図書館の所蔵数は何冊か(2021.03.09)
- Mac Book Pro 13 Late 2013にmacOS Big Sur 11.2をインストールしてみた(2021.02.11)
- 望遠鏡を発明したのは誰?(2011.10.10)
- 水は水色(2010.04.30)
コメント