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2014年3月16日 (日)

「写す」と「映す」の使い分け 異字同訓

光学関係の文書を書いているときに、どっちだっけかなと悩むのが「写す」と「映す」です。

「写」と「映」のもともとの意味を考えると、どちらを使えば良いのかわかります。

【写す・写る】
そのとおりに書くこと。画像として残す。透ける。
データを書き写す。写真やビデオを写す。裏面が写って透けて見える。
【映す・映る】
画像を再生する。投影する。反映する。印象を与える。
ビデオを映す。スクリーンに像を映す。鏡に姿が映る。壁に影が映る。時代を映す物語。奇異に映る行動。

光学系の文書で使われることが多いのは「映す」でしょう。『実像がスクリーンに映る』『鏡に物体の虚像が映る』となります。

写真やビデオの場合、カメラで写すのは『写真やビデオを写す』になりますが、撮影した写真をビデオをスクリーンで見るときには『写真やビデオを映す』になります。

そうなると、『ビデオに自分が映っていた』と『ビデオに自分が写っていた』は厳密には意味が違うことになります。前者は、ビデオを見ていたら自分が映っていたという意味で、ビデオを見ている立場です。後者はビデオを見ていて、自分が被写体として写されていたという意味になるでしょうか。

そう考えると、鏡の場合にも、『鏡に写す』『鏡に映る』という使い分けがありそうです。

このあたり多少、使い分けが難しいかもしれません。

※異字同訓

「漢字は異なるものの、意味の近い言葉で、訓読が同じになるもの」です。

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