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2012年2月 8日 (水)

正常な眼の働き 眼の仕組み(2)

眼でピントが合う範囲

 眼でピントを合わせることができる最も近い点を近点、最も遠い点を遠点といいます。近点と遠点の範囲を明視域といいます。近点は20代で約10 cmですが加齢とともに長くなります。一方、正常な眼の遠点は無限遠にあります。

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 眼は近点より近いところにピントを合わることができません。成人の正常な眼でものがよく見える範囲は、個人差はありますが眼から25 cm以上離れたところです。この25 cmを明視の距離といいます。

遠くを見る眼と知覚を見る眼

眼が遠くのものを見ているときは、毛様体は弛緩しており、水晶体は無調整の状態で最も薄くなっています。近くのものを見るときには、毛様体が緊張し、水晶体が厚くなります。

次の図のように正常な眼は水晶体の厚さが無調整の状態で、無限遠にある物体からやってくる光を網膜上に結びます。このように無限遠からやってくる光を網膜上に結ぶことができる正常な状態の眼を正視といいます。

遠くのものを見ている眼

眼が遠くを見ている状態で、近くの物体からやってくる光は次の図のように網膜の後側で像を結ぶように届きます。ですから、遠くを見ているときには、近くの物体は良く見えません。

遠くを見ているとき、近くのものはよく見えない

 眼は近くのものを見るとき水晶体を厚くします。水晶体が厚くなると眼の屈折力が大きくなるため、次の図のように像を結ぶ位置が前側に移動し、像が網膜上に結びます。

近くのものを見ている眼

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